ウコンについて

世界屈指の長寿地域、沖縄。

日本は世界一の長寿国です。その理由を多くの研究者達が、日本人の食生活にあると考えてきました。穀物と野菜を中心にした食事の栄養バランスが、健康な体を支えてるのだと言われています。その日本の中でも、長寿の方が多い県、それが沖縄。沖縄もまた、独自の食文化を持っている地域です。ゴーヤー(ニガウリ)等沖縄独特の素材を使った料理、豚肉やコンブを使った料理など、沖縄には独自の食文化が数多くあります。これらはヌチグスイ(命の薬)と呼ばれ、普段の食事の中に上手に取り入れられてきたのです。 むかしの人々は科学的な知識や分析方法など知りませんでしたが、亜熱帯という気候と、中国との交流の中で「医食同源」という考え方が育ち、生活に自然に溶け込み、伝えられてきたのでしょう。

琉球王朝に珍重された鬱金

沖縄では“うっちん”と呼ばれている鬱金(ウコン)は、ショウガ科クルクマ属の植物。昔から、二日酔いに効果があるといわれていました。琉球王朝はこのウコンを専売品として、遠く大阪や京都などへ輸出していた歴史があります。また、害虫を寄せ付けない力があると言われ、敷地の四方に植えておく家が多くありました。熱帯性の植物であるウコンは、英語名をターメリックと言い、一般的にはこれをスパイスとして食しています。カレーの黄色い色は、このターメリックの色素なのです。江戸時代にはこの琉球産のウコンが生薬として大流行し、琉球王朝はもちろん、その取引を取り持った薩摩も、財をなしたと言われるほどです。

ふたたび、ウコンブーム。

ここ最近、多くのメディアがこぞってウコンを取り上げはじめました。体にいいと多くの人が感じはじめたからです。科学的な研究が進み、ウコンが持つ不思議な力が解明されていくと同時に、ウコンはブームになっていきました。現在、ウコンと呼称がついているものには3つあり、注目されていますが、ここで学術的に見たウコンの定義をご説明しましょう。

ウコンとは「秋ウコン」のこと。

ウコン(秋ウコン)とキョウオウ(春ウコン)の写真
左がウコン(秋ウコン)、右がキョウオウ(春ウコン)

一般にウコンの呼称を持つものとして、春ウコン・秋ウコン・紫ウコンがあげられますが、春ウコンは和名をキョウオウ、紫ウコンはガジュツと呼ばれる植物で、外見的に似ているためこのような名前が付けられています。ウコンは、正しくは秋ウコンをさすものです。(以下、ウコンと表記する場合は秋ウコンを指します)

ウコンの秘密はクルクミン。

そもそもウコンは、食物繊維や各種ミネラル分を豊富に含む作物。沖縄の強い陽射しの下で育つため、抗酸化力に優れているとも言われています。ウコンを切ってみると中は鮮やかなオレンジ色をしています。この色こそが、クルクミンと呼ばれる色素成分で、健康維持機能が期待できるとして、近年科学的な研究が行われ、その研究結果が学会などでも発表されています。このクルクミンを多く含むのが、秋ウコンで、その含有量は春ウコンの約10倍というデータが出ています。

【クルクミン】
動物実験により、肝臓機能を正常に戻す力がある事が明らかになっています。脂肪肝・糖尿病・高血圧・心臓病・高脂血症などの予防にも効果があるとされます。その他にも抗酸化作用や発ガンの抑制なども報告されています。クルクミンを予防医療に有効活用しよう、という働きもあります。
  • クルクミン含有量(単位:%)のグラフ

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